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アトリビュート シンボル大全 Part1 ー花編ー

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アトリビュート シンボル大全 Part1 ー花編ー

アトリビュート シンボル大全 Part1 お花編【アート解説・考察】

はい!皆さんこんにちは!
今回YouTubeチャンネル「ExpotionTV」ではアトリビュートとシンボルを取り上げました。
動画を見て無い方は是非ご視聴お願いします!良かったらチャンネル登録もしてくれたら喜びます!!

今回は特集アトリビュート、シンボルを覚えようです。皆さんも西洋絵画を見てる時
描かれているもの自体はわかるのですが、それが誰なのか、またはどのような意味があるのかわからない経験はないでしょうか?
そんな時に知っておきたいのがこのアトリビュートやシンボル、または寓意です。
しかしです、このアトリビュート非常に多くありなかなかいっぺんに覚えるのは難しい。
そんなわけで今回は花だけに絞ってみました。

    本日のテーマ

  • ・アトリビュート・シンボルって何?
  • ・アトリビュートとシンボルを覚えよう

アトリビュート・シンボルって何?

■アトリビュート

アトリビュートはラテン語のトリプエレー与える、授けるが語源で
付与された属性や付属物を意味しており、その人物が誰なのかを特定する為に用いられます。
多くはその人物と結びつけて描かれた動植物や物などの事を指します。

音楽好きにはトリビュートアルバムとか馴染みがあるのではないでしょうか。
これも誰か特定の人物に捧げる作品ですよね。

■シンボル
厄介なことにアトリビュートと混同しやすいのがこのシンボルというやつです。
シンボルなのかアトリビュートなのかを間違うと作品の意味が全く違うものになってしまします。

シンボルはギリシャ語のシンボロンー一緒に投げられたものが語源で、合言葉、信条、符号を意味するものでした。
それが記号や印となりそのもの全体を言葉やもので表す象徴になりました。

アトリビュートとの違いは、誰かを特定するものではなく単体で機能して意味を表すことです。

花の属性は命です。

この命が司る特性は
生殖、生や死、
美しさや匂いの芳香さから清純・美徳
または色欲や不道徳などの相反する意味も持ちます。

花の種類がとに下記にまとめておきます。

1.百合

百合をアトリビュートにする人物:
・聖母マリア
・大天使ガブリエル
・処女聖人・聖ドミニクスや聖カタリナなど

シンボル:
・純潔
・無垢

2.アイリス

アイリスをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:イリスの旦那の西風の神ゼピュロス
・キリスト教由来:悲しみの聖母マリア

シンボル:
・フランス王家
・フィレンツェ
・メディチ家
 

3.アネモネ/div>

アネモネをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:ヴィーナスが恋した青年アドニス

シンボル:
・流れる血
 

4.薔薇

バラをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:ヴィーナス
・キリスト教由来:聖母マリア

シンボル:
・無原罪

ただし色によっても変わります。
赤は血の色:受難また宗教画以外で描かれる場合は恋の情熱、性愛を意味することがあります
白は罪なきものつまり純潔を表します。

5.向日葵

ヒマワリをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:クリュティエ

シンボル:
・忠誠

6.ヒアシンス

ヒアシンスをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:アポロンに愛された美少年ヒュアキントス

シンボル:
・悲哀
・愛の犠牲

7.ケシ

ケシをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:ヒュプノス・夜の神ニュクス・夢の神モルぺウス

シンボル:
・眠り

寓意:夜

8.水仙

スイセンをアトリビュートにする人物:
・ギリシャ神話由来:ナルキッソス

シンボル:
・自己愛

動画では絵画を取り上げての解説や由来なども話してますのでぜひご視聴ください。
https://youtu.be/_JnwS4j3Yi8

文:Yuki Izumi